ほっかいどうデータベース

石屋製菓

看板商品の「白い恋人」

グループ一丸で地域貢献。北海道を盛り上げる

 企業価値の向上を図り、地域貢献を事業スローガンに掲げる企業は多いが、石屋製菓ほど地域に根付いた企業は数少ない。

 北海道土産として盤石な地位を築く「白い恋人」が主力商品である同社にとって、北海道はまさに最重要エリア。〝100年先も、北海道に愛される会社へ〟という長期ビジョンを掲げ、さまざまな取り組みで北海道を盛り上げている。

 例えば、約30年前のクラブ創設時からオフィシャルトップパートナーを務める「北海道コンサドーレ札幌」のJ1残留を祈念し、後半戦となる今年7月から12月まで開催されるホームゲーム全試合とルヴァン・カップを含む残りのホームゲーム全試合対象の招待企画「絶対J1残留!大応援~ISHIYA presents ホームゲームを赤黒で染めよう!~」を実施。過去最大となる10万人規模のサポーターを招待し、奮闘する選手たちを鼓舞している。

 石水創社長は「北海道で一番最初に生まれたプロスポーツチームがコンサドーレです。クラブとパートナー企業の協力でこの企画が実現できました。〝おらがまちの誇り〟を全力で応援します」と話す。

 一方、石屋製菓が手がける「北海道150年ファームグループ」では、さとらんどの指定管理者「さとらんどfanコンソーシアム」、札幌市西区のコミュニティFM「三角山放送局」を運営する「らむれす」、「北海道岩見沢農業高等学校」と実行委員会を結成し、9月に「ALL HOKKAIDO 食の学校祭」と銘打った農業イベントを開催した。

 同イベントは、北海道の基幹産業である農業の維持・発展を図るために昨年からスタート。2回目の開催となった今回は、2日間にわたり開催された。

 1日目の「高校生DAY」では、旭川農業高校、岩見沢農業高校、帯広農業高校、静内農業高校、士幌高校、とわの森三愛高校、ニセコ高校、幌加内高校の生徒が参加し、一般消費者に向けて農業分野における自校の取り組みなどを発表した。

 2日目の「大学生DAY」は、帯広畜産大学、札幌保健医療大学、天使大学、北海道文教大学、酪農学園大学が参加。北海道文教大学の健康栄養学課に在籍する学生で構成された〝食育アイドル〟「えにわっ娘」と、道内179市町村を応援するエモーショナルポップアイドル「WANDER★WHITE」が歌とトークで食の大切さを訴えた。 

 北海道を全力で応援する――地元から真に愛される会社になるために、今後もグループ一丸となり、さまざまな地域貢献活動に取り組む。 

農業の発展を図るイベント「ALL HOKKAIDO食の学校祭」を開催