さらに北海道で愛されるビールを目指して進化 サッポロクラシックが6月12日に発売40周年

道民に親しまれる北海道限定販売のビール「サッポロ クラシック」が、今年6月12日に発売40周年を迎える。このアニバーサリーイヤーに合わせ、パッケージや缶デザイン、中味をリニューアル。CMキャラクターには、北海道出身の芸人「タカアンドトシ」を新たに起用した。さまざまな記念イベントも予定している。
道民のビールとしてロングセラーを継続
1985年にサッポロビールが〝道民のためのビール〟として道内限定で発売した「サッポロ クラシック」。〝北海道の気候と料理に合うビール〟をコンセプトに、原料には道産大麦麦芽「きたのほし」を一部使用し、道産ホップ「リトルスター」とファインアロマホップを採用して開発された。「ホッホクルツ製法」と呼ばれる醸造方法でまろやかな味わいとスッキリとした飲みやすさを両立。以来、道民からの支持を集め、2024年は缶や瓶など全容器の合計で過去最高の売り上げを達成。右肩上がりの成長を遂げるロングセラー商品として、今や道民のビールとして定着している。
そんな「サッポロ クラシック」は、発売からリニューアルを重ねながらブラッシュアップを続け、6月12日に40周年を迎える。今回のリニューアルでは、仕込槽の温度を最適化し、より爽快な飲み心地が実現したほか、商品のラベルに記されたおなじみのキャッチコピー「ONLY HOKKAIDO」が、「The HOKKAIDO BEER」へと変更された。
森本光俊サッポロビール上席執行役員北海道本社代表兼北海道本部長は「北海道の皆様に支えられ、『サッポロクラシック』は今年40周年を迎えることができます。感謝しかありません。道外からの観光客はもちろん、来道する客人をもてなす際、クラシックを取り扱っているかどうかも飲食店選びのポイントになっているという声も聞こえ、うれしく思っています。ただ、クラシックが持つポテンシャルはこんなものではありません。北海道のビールといえば『サッポロ クラシック』と皆様に認めていただくことが目標です。一人でも多くの方にクラシックを味わっていただくために、さまざまな体験の機会を創出していきます」と意気込む。
飲食店にも記念ポスターを配布し積極的なプロモーション活動を展開。また、CREAMY(クリーミーな泡)」、「CLEAR(クリアで爽やかな味わい)」、「COLD(適切な冷たさ)」の3拍子がそろう「完璧」を目指した独自の認定店制度「パーフェクトクラシック」も鋭意継続している。
森本北海道本部長は「グラス洗浄やサーバーの管理、サービングなどが一定水準以上の飲食店様を認定させていただいています。当社が掲げるスローガン『〝情質価値〟の創造』は、感情の質を高め、一人ひとりの人生を豊かにするものをビールと位置づけています。飲食店様で飲む『サッポロ クラシック』は最高においしい樽生ビールであってほしい。現在の認定店は約350店舗ですが、こちらも徐々に増えています」と語る。
精力的な広域プロモーションを展開
2月4日からは、北海道出身の芸人「タカアンドトシ」を起用した新たなテレビコマーシャルの放映がスタート。〝北海道のビール〟というスタンスをより強く発信している。
同日に開催となった「さっぽろ雪まつり」では、大通公園8丁目の「雪のHTB広場」で40周年を記念したクラシックの雪像を展示した。
同5日にはタカアンドトシをはじめ、お笑い芸人による特別ステージも開催し、会場を大いに盛り上げた。さらに氷の祭典「すすきのアイスワールド」にも昨年に続き氷像を展示するなど、多地域、多国籍、多世代へ周知を図った。
恵庭市にあるサッポロビール北海道工場では、2025年限定企画「サッポロ クラシック☆40th anniversary ツアー」を4月2日から開始。従来のツアーの魅力に加えて、スペシャル企画を予定している。
また、著名人や一般人による乾杯のリレー動画を制作し、参加人数のギネス記録に挑む。結果は〝誕生日〟の6月12日前後に発表される。


タカアンドトシをイメージキャラクターに起用