財界さっぽろ 2025年5月号のさわり

財界さっぽろ 2025年5月号

【特集】札幌大谷学園“煩悩だらけ”

 札幌大谷学園を取り巻くさまざまな問題を取り上げた本誌独走の深層情報。本誌が学園について最初に取り上げたのは2018年初頭。現職教員が不当に処罰を受けたとして、学園に提起した民事訴訟の詳細を掘り下げたもの。

 訴訟はその後最高裁まで進んで学園側が敗訴したが、当時、本誌が取材を申し込んだ際に対応したのが、当時から中学・高校の校長を務めている現理事長の種市政己氏、自らが被告となった別の訴訟を機に一度理事長を辞任したものの、再び理事に返り咲いた法人本部長の加藤久豊氏、そして現在学園統括という管理職で学園内を牛耳る教員の藤原良司氏だった。

 学園は浄土真宗大谷派が創立した歴史ある法人だが、この3人は真宗大谷派からの派遣理事を始め、学園に降りかかる問題はすべて宗門由来と主張。その後は本誌が幾度となく取り上げている通り、学園との関係を悪化させるような行動を取り続けている。

札幌大谷学園 ©財界さっぽろ

 今回の特集では、学園と宗門のドロ沼訴訟が続くなか、理事長の種市氏が法廷で堂々言い放った“罰当たり”な発言の数々を全公開。附属幼稚園では園長が年度途中で突然解任されるなど混乱が起き、前出の藤原氏は陰謀論を生徒の前で開陳……さらにはさらには甲子園出場の強豪野球部に起きたトラブルなど、創立100年を超える名門の“病巣”を抉り出した。

【特集】演歌歌手・山内惠介“断崖の情景”

山内惠介さん ©財界さっぽろ

 人気演歌歌手・山内惠介さんを昨年7月号以来10カ月ぶりに取り上げた最新特集。2月26日に最新曲「北の断崖(きりぎし)」をリリースした山内さん。同作はデビュー25周年を記念したメモリアルな楽曲ということで、本特集も8ページにわたる独占インタビューや恩師ら6人のメッセージ、特別グラビアを始め、30ページ超にわたるファンと歩んだ四半世紀を振り返るスペシャルな内容となっている。

石水創コンサドーレ社長インタビュー「ブラックボックスの可視化で、クラブフィロソフィーを確立」

 3月下旬、スポーツ新聞各社の報道をきっかけとしてJ2・北海道コンサドーレ札幌に激震が走った、三上大勝ゼネラル・マネジャーの退任劇。今年1月にコンサ社長へ就任した石屋製菓社長の石水創氏自らが、三上氏に直接“引導”を渡したことがわかると、コンササポーターは騒然となった。

記者会見に臨む石水創氏(左)と三上大勝氏 ©財界さっぽろ

 報道から間もなく行われた記者会見で三上氏は、退任に納得しているとしたが、四半世紀にわたりクラブを支えた大黒柱が突如去ることへの不安は払拭できないまま。石水氏が今後どのような考えでクラブを運営するのかも明確化せず、さまざまな憶測が飛び交う状況だったもの。

 三上氏がどうして退任することになったのか。当社ニュースサイト「財さつJP」で先行して報じた、パートナー契約を結ぶ博報堂との関係はどうなるのか。さらには社長としてどのような経営をしていくのか――涌き上がる疑問を石水氏へ単独インタビューで直接ぶつけた。

 また石水氏のインタビューでの発言の“ウラ”や語られなかった水面下の情報は「最終戦で留意からの“豹変”コンサドーレ三上GMを退任させた石水創社長の裏表」でまとめた。

黒塗りの企画提案書、従業員確保で苦慮 網走市ゴミ処分場、プロポーザル型入札“なれの果て”

 先月号が市内では即完売となってしまった網走のゴミ処分場運営にまつわる公募型プロポーザルの疑惑。4月1日から北見市の建設業者子会社がゴミ収集と分別などの処理を行うことになっているが、人手が集まらず、なんと市職員が“監視”の名目で集合、ゴミ処分を手伝っているのだという。

水谷洋一網走市長の対応は… ©財界さっぽろ

 公募型入札で落札した企業の仕事を市職員が手伝うということは、さらに税金を投じているのと同じこと。いったいどういうことなのかを先月に続き報じる。

公明に3区禅譲で自民の憤まん全内幕 高木宏壽が中村道連会長にぶちまけた「4区で引き受けろ!」

高木宏壽氏(左)と中村裕之氏 ©財界さっぽろ

 昨秋の衆院選でまさかの敗北を喫し、次期衆院選は不出馬を表明した北海道10区・公明党前職の稲津久氏。公明は代わりに道3区での擁立を自民党と検討しているとの情報が流れたことから、地元の前代議士・高木宏壽氏が猛反発している。話を進めたのが自民道連会長の中村裕之氏のため、高木陣営では中村氏の地盤の道4区で引き受けろとの声が高まっているとのこと。そこで本誌が当事者を直撃した。