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サザエブランドを再構築。新規出店、新工場も計画

(いしみず・はじめ)1982年札幌市生まれ。東洋大学卒業。2004年に石屋製菓入社。同社常務、専務、副社長などを経て、13年7月社長に就任。21年からサザエ食品社長も兼務する。

石水 創氏 石屋製菓社長 サザエ食品社長

 グループのサザエ食品が24年11月にリブランディング。新たなブランドコンセプト「手のひらに、想いをのせて。」を打ち出し、全店で提供するおにぎりとおはぎを工場生産から手作りのインストア生産に変更した。 

 石屋製菓の業績も堅調に推移。「日本一失敗できる会社」を掲げた社内改革も奏功し、自発的な人材が育つ。従業員から寄せられた改善提案は1年で1600件に及ぶ。

「25年はお菓子で人々を楽しませるという当社の原点に立ち返り、道内の出店にも力を入れる。新工場も着工し、生産体制を強化します」

 新年は人気商品「美冬」が〝20歳〟を迎える。これを記念して発売した「美冬 おとなショコラ」も話題を集めた。

 看板商品「白い恋人」は、26年に発売50周年を迎える。

「節目に向けて、『白い恋人』と向き合い、石屋製菓もリブランディングを進めます」