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光ハイツ・ヴェラス

6月から入居がスタートした「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」

シニアレジデンスの入居が開始。次期は増収増益を狙う

 設立は1987年。全国有料老人ホーム協会の正会員で、札幌市や小樽市を中心に介護付有料老人ホームなど10施設を展開する。

 2024年3月期決算は、売上高が30億2500万円(前年同期比0・9%減)、経常利益が5700万円(同8・2%増)。売上高は微減となったが増益を達成した。 

 中核の有料老人ホーム事業では、認知症の相談や情報交換を目的とするイベント「オレンジカフェ」を5施設で開催した。参加者の施設見学も同時に実施して、入居者募集と知名度の向上を図ったほか、個別見学会や相談会も積極的に行った。こうした取り組みが奏功し、施設全体の入居率は84・3%と高水準を維持した。

 また、北広島市の北海道ボールパーク内のサービス付き高齢者住宅「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」は、6月1日から入居者募集を開始。次期までに入居率80%以上を目指している。 

 森千恵香社長は「介護老人保健施設との連携を強化するとともに、経管栄養などの医療が必要な人の受け入れを積極的に行っていく。引き続き、社会のニーズを捉えた事業展開を目指していきます」と話す。

 次期は売上高35億円(前年同期比15・7%増)、経常利益1億円(同74・2%増)、純利益6000万円(同42%増)の増収増益を見込んでいる。

森千恵香社長