タケザワウォール
透水性舗装材「ドライテック」が道内で普及
透水性を備えた舗装材「ドライテック」の普及が道内で本格化している。
ドライテックは、内部に隙間があるポーラス構造の透水性コンクリートで、道路や駐車場、住宅の外構などに用いられ、2020年には舗装材として初のグッドデザイン賞も受賞している。
道内唯一の販売・施工店として先駆けて導入している住宅外構業の「タケザワウォール」は、積雪寒冷の影響など6年にわたる経過観察を経て、昨年から本格的な普及活動を開始。道内各地の外構施工会社や生コンクリート製造会社に施工や品質管理の指導を行い、昨年9月に苫小牧、10月に旭川、今年4月には中標津に認定店ができるなど販売網を拡大している。
竹澤晴也社長は「水たまりができないため勾配や排水設備も不要。高耐久で環境保護のメリットもあるほか、工期も短く作業員の労働時間の減少も見込めます」とそのメリットを語る。
ゲリラ豪雨による都市型水害対策として注目されるなど、関東ではすでに公共施設や文化施設でも採用されている。
「道内でもエンドユーザーや生コンクリート製造会社、施工会社などから問い合わせがあり、注目いただいています」と竹澤社長。