石山通り司法書士法人

終活サポートや事業承継に関するコンサルなど、幅広い案件を手掛けているのが「石山通り司法書士法人」。生前対策のトレンドは「財産管理契約」「任意後見契約」「民事信託契約」の活用だという。

「財産管理契約」と「任意後見契約」は併用を勧める。認知症など自身の判断能力の低下に備えて、将来の代理人を選び、財産の管理・処分・運用方法、介護の方針や入所したい老健施設候補まで選定が可能。本人の意思を反映した自由な設計ができる。

「民事信託契約」も近年急速に需要が増えている。財産をどのように管理・活用・運用・処分するか、誰へ承継させるかなど親子で話し合って決める契約で〝親の資産を大切に残すための契約〟とも言われる。必要なときに、スムーズに資産の換価処分と引継ぎが出来ることが最大のメリットだ。

「さまざまな契約を活用することで、個々に合わせた生前対策が可能。親子間に限らず、血縁関係のないパートナーなどに対しても引継ぎできる方法もあります。また、負の資産については明らかにしておくことが重要です」と大築千穂代表。