ほっかいどうデータベース

西野学園

全国トップの合格率となった3年制の理学療法士科

医療・福祉系人材を養成する全国屈指の専門学校

医療・福祉系人材の養成で豊富な実績を持つ「西野学園」。毎年、全国平均を大きく上回る国家試験合格率を記録しており、2022年度も〝順当〟な結果となった。

「札幌医学技術福祉歯科専門学校」では、3年制の理学療法士科が、4年制を含めた他校を抑え、全国1位となる合格率100%を達成。新卒者の全国平均94.9%を大きく超えた。同じく3年制の作業療法士科では、全国新卒合格率91.3%に対して96.2%を記録し、道内3年制で唯一、全国平均を超えた。さらには臨床工学技士科が合格率95%と道内専門学校で1位、臨床検査技士科は一挙に55人の新卒合格者を輩出し、全国平均89.5%を超える93.2%の合格率となった。

また、言語聴覚士科は新卒者の全国平均には届かなかったものの、道内の専門学校でトップの合格率となったほか、介護福祉士科では外国人留学生を含めて全員合格という快挙を成し遂げた。

また、4年制の理学療法士科と作業療法士科を開設している「札幌リハビリテーション専門学校」では、理学療法士科の新卒合格率が96.2%と2年連続で95%を超えたほか、作業療法士科は21、22年度と2年連続で合格率100%(新卒者)を達成した。

一方、国家資格の精神保健福祉士と社会福祉士を養成しているのが「札幌心療福祉専門学校」だ。

精神保健福祉士は3年間のカリキュラムを修了した後、1年間の相談援助実務経験を経て受験資格を取得できる。22年度は全国平均28.2%の合格率に対し、36.4%という結果となった。

こうした実績は、授業内容の充実や学習意欲の向上など、教える側の創意工夫があってこそ。同学園では、教育内容のさらなるブラッシュアップを図り、今年3月には教員の行動指針となる「教務必携」に加え、新たに「カリキュラムマネジメントブック」と「クラス運営ハンドブック」を刊行した。

これまでの成功事例などを含め、各教員が持つ社会に有益な人材を育成するノウハウを集約した指導ツールで、これらを元に新たな運営をスタートしている。担当教員の教育力やスキルに左右されない高水準の学び場を目指している。

札幌医学技術福祉歯科専門学校
札幌リハビリテーション専門学校
札幌心療福祉専門学校
介護福祉士の資格を取得した外国人留学生