西野学園

　医療・福祉系人材の養成に特化した専門学校３校と幼稚園２園を運営している。

　教員の教育力向上に力を入れ、独自の教務３点セットを制作。コンプライアンス指針の「教務必携」と高度な教育効果を追求する「西野カリキュラムマネジメント」、〝担任力強化〟を図った「クラス運営ハンドブック」を駆使し、質の高い授業や実習につなげている。

　専門学校の卒業生は１万１０００人を超え、道内各地の医療機関や福祉施設を支えている。また、今後加速する医療・福祉現場の人材不足対策として国際化を推進。介護分野だけでなく、今後は外国人のコメディカルスタッフの育成にも取り組む。

　25年は創立60周年の節目。これを記念した「60（ロクマル）フェス」を９月に開催予定で、音楽やスポーツを取り入れたイベントを企画中だ。

　春には保育士と介護福祉士を数多く輩出してきた「成徳学園」と法人合併を予定しており、札幌市中央区の「せいとく介護こども福祉専門学校」の運営を引き継ぐ。

「創立１０７年の歴史と豊富な実績を誇る成徳学園と手を組むことで、より発展的な教育効果を生み出すことができると期待しています」と前鼻英蔵理事長。

　今後は札幌市内４校体制で医療・福祉・保育分野の人材を養成していく。