【今月号特選記事】業界別「宿命のライバル」をデータで解剖

 ライバルの存在が自身を強くする。これはビジネスの世界でも同じだ。道内市場でしのぎを削るトップ企業の各種データに着目し、業界別に現状を探ってみた。

 コンビニは地域一番店のセコマと業界最大手・セブン-イレブンの店舗数を比較。コンビニ市場はスケールメリットを生かし、大手チェーンが全国各地で対峙しているが、北海道にはサプライチェーンをうたうセコマがいる。

 ホームセンターは、道内では“DCMホーマックの牙城”といわれる。2014年、果敢に攻め込んだきたのが、コメリ(新潟)だ。DCMの壁は高し双方の店舗数を比べた。

 ハウスメーカーは、業界で大きな話題になったのが、“ロゴスグループ”の誕生。ロゴスホーム(帯広)と豊栄建設(札幌)が経営統合した。道内市場トップは国内最大手の一条工務店(東京)。ロゴスグループは一条工務店を脅かす存在となったのだが……。両者の戸建注文住宅の建築確認戸数を比べた。

 分譲マンションは、地場の雄・クリーンリバーが長らく年間販売戸数の1位の座を守っていた。同社の強みは、地下鉄駅周辺を中心に物件を展開し、道民をメーンターゲットにしてきた。ところが、20年、21年とトップになったのは大和ハウス工業(大阪)、再開発が進む札幌駅や苗穂、新さっぽろ地区の大型物件を取り扱い、販売したことが大きな要因。最新の分譲マンション販売戸数ランキングを掲載した。

 JAは、まず本道の一大農業地帯・十勝とオホーツクをさまざまな農業基礎データで比較。十勝農業は規模の拡大による効率化が全国でもっとも進んでいる地域。当然、“稼ぐ力”もある。販売支払高は2位のオホーツクを大きく引き離し、ダントツ。一方、オホーツクは地域の代名詞・たまねぎで一矢報いている。2地区のJA数、組合員数なども比較した。

 ほかにも財界さっぽろ9月号では、北海道電力と北海道ガスのエネルギー、札幌北高校と札幌南高校の公立高校、トリトン(社名・北一食品)となごやか亭(三ッ星レストランシステム)と根室はなまる(はなまる)の地場回転寿司、社台ファームとノーザンファームの競馬を取り上げている。

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