遠藤建築アトリエ

道産木材の活用と異文化融合の建築を推進
自然との調和に重きを置くデザインで、さまざまな建築物を創り出す一級建築士事務所「遠藤建築アトリエ」。エネルギー消費を抑えた次世代建築物「ZEB」のプランナーにも認証されている。
住居やオフィス、クリニック、学校、公共施設など多分野のデザインを担い、まちづくりに貢献。白馬の観光拠点の1つとなった「白馬マウンテンハーバー」をはじめ、2023年に開業した「洞爺湖 鶴雅リゾート 洸の謌」や、世界遺産の知床エリアで建築中の「らうす餐荘」などのリゾートホテルも手がける。
SDGsの観点から改めて木造建築の重要性が注目される中、かねてから道産木材の地産地消に力を入れる遠藤謙一良社長は「森林資源に恵まれた日本では、木造建築が重宝されてきました。その土地が持つ歴史や文化、風土を熟慮したプランを練り上げることが、結果的にサステナブルな建築につながる」と話す。
一方、日本と海外の文化を融合させた新たなデザインと価値創造にも取り組む。今秋、富良野エリアに完成予定の木造4階建てのコンドミニアムも「文化融合」がテーマとなっている。
「さまざまな国に多様な文化があります。日本の地域文化を基本とし、それぞれのアイデンティティーも尊重した感性に響く建築・デザインを探求していきたい」と遠藤社長。
