【今月号特選記事】旭川医科大学・吉田晃敏学長の手記を独占入手!「“悪い医者”のように言われて」
コロナ対応に端を発した吉田晃敏学長の不適切発言問題によって、旭川医科大学が揺れに揺れている――
昨年暮れの“文春砲”を発端に、新聞やワイドショーなども続々追随、今や日本中から叩かれまくっていると言っていい旭川医大・吉田学長。
だが、実は遠隔医療の先駆者で、財政を黒字化させた同大の功労者という側面も持っている。一方で、学長在任14年という長期政権の弊害からか普段の言動などについて指摘する声も多く、その評価は功罪相半ばしている。
そんな渦中の吉田学長を本誌記者が直撃。すると「ずっと、まるで“悪い医者“のように言われている」とつぶやくなど、弁明の機会を窺っていることがわかった。
そこで月刊財界さっぽろ4月号では、吉田学長への単独取材時の主な発言を、手記形式で再構成。コロナ患者受け入れ拒否、パワハラ発言・飲酒、滝川市立病院とのアドバイザー契約、大学の私物化など、一連の騒動・疑惑のすべてに回答、反論している。
また別項では「『大学の正常化を求める会』が発足。(発起人・教授ら24人)が答える、これ以上学長の大学私物化は見過ごせない!!」を掲載した。
発起人・教授らが結成した会が、全教職員約2000人を対象とした署名活動を実施し、過半数(最終1106人)の署名を集めた。目標としていた、学長選びの選挙権を持っている役職ある教職員(意向聴取対象者)393人の過半数(最終226人)も達成。
求める会は、同大学の学長選考会議に解任請求と署名簿を提出した。本項は「求める会」の発起人の1人であるA氏の怒りの主張となっている。
まったく食い違う双方の主張を通じて、一連の騒動を読者にも推考していただきたい。
このほか特集内では、過去に懲戒解雇となった元教授の不適切な案件について、東京地検特捜部が関心を寄せている、とする噂の深層についても追っている。
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