海外教育機関と提携を強化。グローバル化に対応する

教育のグローバル化が加速する中、吉田学園(本部・札幌市)では大学をはじめとする海外の教育機関との提携を強化している。留学や交流などを通じて、学生の視野を広げる。
デジタルなどテクノロジーの進化に伴い、教育業界も急速にグローバル化が加速している。
道内で大学や専門学校を運営する「吉田学園」はいち早くグローバル化を見据えた教育プログラムを実践してきた。
例えば、4月に「専門学校北海道サイバークリエイターズ大学校」へと校名を変更する「吉田学園情報ビジネス専門学校」(札幌市東区北15条東6丁目)では昨年、カナダのクリエイター教育機関「Vancouver Film School(VFS)」と連携協定を締結。特別授業や研修を通じ、世界最高峰のアニメーション技術やCG技術を学べる環境を整えている。
また、4月からは4年制の先端テクノロジー学科が新設され、卒業後は大学院への進学も可能。世界に通用するクリエイターの輩出を目指す。
一方、同月には道内初の韓国語を学べる専門学校「北海道グローバル外語専門学校」(札幌市東区北14条東6丁目)の開校も控えている。
韓国語コミュニケーション学科(2年制)では昨年12月に慶煕大学校、建国大学校、漢陽大学校と編入学等に係る協定を締結。釜山外国語大学校、韓国外国語大学校と合わせ、韓国の五つの大学と協定を結んでいる。編入や留学など、学生の選択肢を増やすとともに、積極的な相互交流によるシナジー効果の創出も図る方針だ。
