開発運輸建設
揺れに強く、液状化を防ぐ地盤改良工事を提案
建物を地震による揺れや液状化から救うのが開発運輸建設が取り扱う「Hy SPEED工法」だ。2007年にハイスピードコーポレーション(本社・愛媛県)が開発した地盤改良工事の一種。
最大の特徴は、地面に掘った穴に建物を支える杭の代わりに、天然砕石を締め固めた砕石パイルを用いる点だ。これにより地盤が強化されるだけではなく、コンクリート製杭などと異なり、縦揺れ、横揺れの双方に追従し、建物被害を最小限にできる。
液状化対策にも有効とされ、高い排水効果を発揮する。
東日本大震災以降需要が急増し、施工実績は、全国で9万7000棟に上っている。
「戸建てのほか、より高い信頼度が求められる町営住宅などの公共建造物などにも導入されています。廃棄物を出さないなど環境にも優しいため、森の中の電波塔や牛舎にも採用されている。建物と皆様の生活を守っていきます」と大塚英夫社長。