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北海道文教大学とふるさと物語が包括連携協定を締結

宮成秀治社長(左)と渡部俊弘学長

産学連携を進める北海道文教大学は、7月に「ふるさと物語」(本社・札幌市、宮成秀治社長)と包括連携協定を結んだ。短篇映画製作や次世代コンテナ農業などに取り組む。

 北海道文教大学では近年、地域産業の振興や活力ある個性豊かな地域社会の形成に寄与することを目的に産学連携を推進。8月現在で105の企業や学校、自治体、団体などと包括連携協定を締結している。

 7月にはマーケティングソリューションによる地方創生事業を展開する「ふるさと物語」と協定を締結。本格的な協働プロジェクトを始動させた。

 その1つが同大学と拠点を置く恵庭市のPRを目的とした短編映画の製作だ。ふるさと物語は紋別市や鳥取県、熊本県などの地域PR映画を製作してきたノウハウを生かす。一方、同大学は渡部俊弘学長が自ら恵庭市に掛け合い、ふるさと納税制度を活用した映画製作費の調達に奔走。今年12月に開かれるふるさと映画祭での発表を目指している。

 渡部学長は「紋別市の映画を拝見し、とても感動しました。恵庭市の魅力を広く発信して地域に活力を与え、本学のさらなる発展につなげたい」と話す。

 もう1つの目玉は「コンテナAI農業」だ。ふるさと物語がコンテナ式植物農場を世界展開する「アレスカジャパン」の国内総販売元と提携し、同大学へのコンテナ設置を支援する。温度や湿度、水の循環など、発育管理をAIやセンサーが担う次世代農業を授業で活用する予定で、2025年度中の導入を目指す。

LEDが太陽の代わりになるコンテナ農業