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マサル不動産

古い物件も丁寧なマーケティングで収益性を高めている

古いアパートもチャンス。
物件ごとに最適プランを練る

「築年数が経過したアパートにも大きなチャンスが到来しています。管理会社から何の提案も受けていないオーナーは行動に移すべき」と話すのは、管理を主事業とする「マサル不動産」の菊地勝裕社長。スタッフ全員が賃貸仲介の経験者であり、独自の空室対策で満室へと導く賃貸経営のプロ集団だ。

 例えば、近年の酷暑の影響で一気に必需設備となったエアコンは、以前から管理物件に導入してきた。菊地社長は「エアコン未設置の物件はまだまだ多い。古いアパートでもエアコンを新設して入居者を募ったところ、家賃を数千円アップできた例が多々あります」と話す。こうした提案はオーナーの目線に立っているからこそ。自社で保有する物件も多く、1円でも多く収益を上げたいのが家主だということを理解している。

 ただし、物件によってはあえて家賃を据え置いて勝負するケースもあるという。

「競合物件が軒並み値上げに踏み切れば、家賃の手頃感が逆に差別化につながり、退去抑止も期待できる。立地や築年数など〝物件力〟に応じてマーケティングし、個別に戦略を練っています」と菊地社長。