マサル不動産
自社保有物件を拡大し〝20周年30棟〟を目指す
賃貸物件の管理会社として08年に創業。質の高い管理業務で顧客オーナーを増やしながら、自社の保有物件も拡大。現在は管理戸数2200戸、23棟の賃貸物件を保有する。
24年は札幌市内で2棟40戸、北広島市で3棟17戸の賃貸アパート・マンションを取得。ラピダスで沸く千歳市では新たに2つの土地を仕入れた。
「17期目に突入し、これまでの運用実績や企業としての信用力が徐々についてきました。金融機関からの資金調達も以前よりスムーズになり、保有物件の拡大につながっています」と菊地勝裕社長。
近年は建築費や地価の高騰を背景に、新築物件の販売価格は右肩上がり。これに連動して中古収益不動産の相場も上がっている。
「現在は売り時という見方もでき、当社も保有不動産の売却も並行しています。物件を入れ替えながら、創業20周年となる28年には保有物件を30棟に増やしたい。焦らずコツコツです」と菊地社長。
新年2月には、地下鉄南北線「北34条駅」至近の好立地に自社保有の賃貸物件が完成予定。1LDKと1Kを組み合わせた全19戸の自社企画マンションだ。
「新築賃貸マンションの場合、好立地の土地をいかに仕入れられるかがポイント。中古物件も優良物件の流通量は少ないのが現状です。優良物件のみを顧客に提案していきます」と菊地社長。