MTハウジング
北12条から24条エリアに限定して土地を仕入れる
新築企画から管理、売買仲介までを手掛ける「MTハウジング」。大髙坂滝社長が大手賃貸仲介や管理会社などで勤務した経験を生かし創業した。
同社が仕入れる土地は、JR札幌駅北口の北12~24条にかけての地下鉄沿線に限定している。
大髙坂社長は「一般的に駅近や札幌市中心部の物件ほど入居希望者が多く、高賃料・高稼動が期待できるとされる。しかし中には住人同士のトラブルや家賃滞納、退去者が絶えない地域も存在します。その点、同エリアは北大や大手企業のオフィス、本州からの入居者が多いため住民の属性が良い」と話す。
このほか西区琴似など、地下鉄とJRのダブルアクセスが可能なエリアも同様な傾向が見られるという。
「賃貸経営において立地が重要なことは揺るぎない事実です。しかし、道を一つ挟めば冬は除雪が入らないなどで不人気物件になるケースもある。入居率が低くなれば、家賃を下げたりフリーレント期間を設けたり、募集広告出稿などで支出が増え、返済計画も狂う。今後も良い土地のみをご紹介していく」と大髙坂社長。