ディールパートナーズ
再投資でリピート続々。自社が〝欲しい物件〟のみを提供
「札幌の家賃相場は上がっていますが、青天井という訳ではありません。そして家賃に〝見合った〟物件でなければ早々に苦労することになりますので注意が必要です」と話すのは、賃貸物件を企画する「ディールパートナーズ」の渋谷優貴社長。
設立6年で賃貸マンションの累計供給数が100棟を突破。土地が不足する中でその供給する〝量〟が注目を集めているが、〝質〟も高い。
「RC造の賃貸マンションは、5~10年で売却するオーナー様が多くいます。当社の顧客オーナーも徐々に売却するケースが増えてきました。売却で得られるキャピタルゲインは個々の物件で異なりますが、数千万円から億超えも珍しくありません。家賃収入というインカムゲインと合わせ、得られた利益を再投資するため、再び当社に声をかけていただいています。顧客オーナーを〝儲けさせる〟という我々の役割を果たせてうれしい」と渋谷社長。
ただ、建築費の高騰は続いているほか、来年には省エネ法改正による建築基準の変更、生コン価格の上昇なども控える。
「創業当時と比べ、約2%ほど相場利回りが低下していますが、優良物件は新築・中古問わず全国の企業や投資家が欲しています。札幌は全国屈指の不動産投資の適地であることに変わりはないようです」と渋谷社長。
一方で、優良物件を企画するためには、これまで以上に土地の仕入れを厳選する必要があると捉えている。現在は札幌市内18カ所で賃貸マンションのプロジェクトを進めており、仕入れ予定の土地を含めてすべて販売先が決まっているため、在庫はない状況。優良な土地を選定できている証しだ。
「収益不動産の専門家である我々が〝欲しい〟と思える土地のみを仕入れています。安定したインカムとキャピタルを両立した真に資産価値の高い物件を提供します」と渋谷社長。