オール
札幌唯一、企画・開発・施工・管理・賃貸仲介を手がける
賃貸物件の企画・開発から施工、完成後の管理、賃貸仲介店によるリーシングまで、一気通貫で対応する札幌唯一の企業「オール」。
創業は2006年で、札幌市内を中心に年間13~22棟の賃貸マンションをコンスタントに供給してきた。創業当初から今日まで、同社の全企画物件で家賃の値下げゼロを継続中(24年8月末)。ここ1~2年で発生した空室については、募集家賃の値上げに踏み切り、新築時を超える賃料で順調に入居者を獲得。顧客オーナーにさらなるインカムゲインをもたらしている。
吉仲潤一専務は「当社では自社施工によって建築コストの圧縮に努め、競合物件より低い家賃設定でも顧客オーナーに納得していただける利回りを確保してきました。現在の家賃相場を踏まえると、当初の設定家賃から2~3000円アップしても容易に入居者を確保できます」と自信を見せる。
一方、25年4月に予定される建築物省エネ法の改正により、断熱性の向上や省エネ機器の導入などが賃貸物件の建築にも義務づけられるため、建築コストの増加は避けられない状況だ。そんな中、同社は自社施工のアドバンテージを最大限に生かし、建築コストを圧縮。法改正に対応しながら現在の新築物件の相場といわれる利回り6%台の維持を目指す。
一方でデザインや設備などユーザーに選ばれるポイントを抑えることも重要だ。その点、運営する賃貸仲介店「アパマンショップ円山公園店」では、賃貸物件に求めるユーザーの生の声をピックアップして企画物件に取り入れることができる。もちろん、新築時および空室時には入居者募集も任せられるため、オーナーにとっては心強い。
完成後の管理も代行し、築年数が経過しても収益性を落とさないように日々入居率を追求している。賃貸仲介店への周知も徹底して空室への案内件数を増やすなど、リーシングに力を入れている。
個人オーナーに加え、不動産投資会社や資産管理会社、一般企業など顧客層も拡大。大規模物件の開発にも対応している。
また、顧客間の収益不動産の売買仲介も増えている。売却で利益を確定させたいオーナーと、優良な中古物件を手に入れたいオーナーの橋渡し役を担う。個人・法人問わず幅広い顧客を持つ同社ならではのネットワークを駆使し、オーナーから寄せられる期待に応えている。