ランドマーク・アメニティ
シビアな市況でこそ本領を発揮。緻密な企画力が光る
賃貸マンション企画の「ランドマーク・アメニティ」は、2000年に創業。業界では古参の企業に分類される。建築費の高騰により新築物件の利回りは下がり続けているが、札幌は全国屈指の収益性を確保できるエリアであることは全国の投資家に周知されており、同社へのオファーは絶えない。
ただ、これまで以上に企画会社の実力が問われているのも事実だ。創業時から供給する賃貸マンションで追求してきたのは、高い収益性と安定性。わずかな〝狂い〟も許されない現在の市況下でこそ、長きにわたって積み上げてきたノウハウとネットワークが生かされる。
土地の仕入れもその1つ。現在建築中の物件は札幌市中央区の地下鉄駅徒歩数分というまさに〝超好立地〟。事業用地が品薄となったここ数年をさかのぼっても、供給してきた物件はどれも競合他社も欲しがる優良な土地ばかりだ。
また、エリアが変われば家賃相場も変わるため、マーケティングが肝となる。家賃に見合った物件に仕上げられるかどうかが大きなポイントだが、こちらも同社が得意とする分野で、長く支持される要素の1つだ。エリア、入居者層、日当たり、間取り、競合物件の有無……さまざまな角度から分析し1000円単位で家賃を設定する。利回りを確保するために建築費から算出する〝つじつま合わせ〟の家賃設定ではないのだ。
同社はかねてから長期保有を前提として企画を練ってきた。築年数の経過や周辺に競合物件が建ったとしても、長く収益性を維持するための〝術〟を知り尽くしている。これまでに供給してきた企画物件がその証明であり、どれも高い収益力を維持している。
売却で得られるキャピタルゲインもさることながら、長期保有によるインカムゲインの投資効果が高くなった現在の市況は、同社が貫いてきた企画スタンスに合致しているといえるだろう。
完成後の管理も代行しているため、長期にわたる賃貸経営も安心。万全の体制でオーナーを支えている。