岩田地崎建設
売上高1058億円。時差出勤制度など就労環境も整備
道内建設業界最大手。創業102周年を迎え、若い人たちにとって魅力ある建設会社を目指すとともに、「安心で豊かな社会環境づくりに貢献する」というミッションの実現に向け鋭意取り組んでいる。
2023年度の総売上高は1058億円と1000億円台を達成。ビルやマンション、宿泊施設、トンネル、橋梁工事、災害復旧工事等、土木・建設分野を問わず、国内外で存在感を発揮している。
直近の竣工実績は、北24条桜大橋、ほくほく札幌ビル、ノテ幸栄の里、クリオ新札幌駅前、南米のボリビア国道7号線道路防災対策計画(ボリビア)等。
また現在も、北海道新幹線札樽トンネル工事、北村遊水地排水門工事、常磐自動車道浪江工事(福島県)、ホテル101ニセコ工事(倶知安町)、神戸市須磨区西落合1丁目新築工事(兵庫県)、(仮称)北広島駅西口Aプロジェクト新築工事、(仮称)北海道新聞社東4プロジェクト新築工事、台北地下鉄萬大線工事(台湾)等が進行中だ。
一方、社内体制の整備も進む。
業務推進部を新設して働き方改革に注力。ワーク・ライフ・バランス向上等のための時差出勤制度や資格取得サポート制度、奨学金助成制度を整備したほか、若手技術者向けの社内ICT技術講習会の実施等、快適な職場環境づくりに努めている。これらの取り組みが奏功し、女性の育児休業取得率が100%を達成。今春の40人の新入社員採用に繋がっている。
また、環境保全活動として世界初の技術で温室効果ガスをバイオギ酸へ変換する「興部カーボンニュートラルイノベーション事業」でコンソーシアムを設立。「緑の森林プロジェクト」「緑の水田プロジェクト」を継続的に実施しているほか、豊平川や石狩浜等の清掃、美化活動も積極的に展開している。