ダイイチ
急成長する千歳への出店やヨーカ堂継承でドミナント強化
帯広を地盤に旭川、札幌など23店舗(2024年3月末現在)を展開。〝フレッシュ&ハート〟をモットーに地域ナンバーワンの店づくり、人づくり、商品づくりに取り組む。
23年9月期は売上高480億4700万円(前年同期比3・2%増)、経常利益18億2000万円(同5・2%減)、当期純利益12億3400万円(同6・1%減)だった。〝普段の食生活のお役に立つ〟という基本姿勢で安全、安心、新鮮な商品の提供や適正価格、適量販売を追求、物価上昇の中13期連続で増収となったが経費増で減益。在庫管理強化などで改善を図る。
進行中の24年9月期は、新店効果や好調な既存店で第2四半期現在増収増益で推移。23年11月に開店したすすきの店は初の都市部出店で、毎日約4000人の来店があり、〝ダイイチブランド〟や十勝を中心とした〝北海道の食〟を発信する。
24年秋以降も新たなビジネスモデルに挑戦し、急成長する千歳地区へ新規出店する。また、イトーヨーカ堂帯広店とアリオ札幌店の食品部門を継承。利用客の食のライフラインや雇用の維持を目的に決定した。
「出店、継承を決定している帯広地区や札幌、千歳地区だけではなく、旭川地区も含めた道内各地区におけるドミナントの更なる強化を図り、当社の存在感を揺るぎないものにしていきたい」と若園清社長。
次期も売上高504億円(同4・9%増)を見込む。