スカイテクト
7項目を実践。再生可能エネルギー事業にも参入
高圧受変電設備工事や仮設電気工事などを手掛ける「スカイテクト」。電気設備工事や土木工事を通して11番目の〝持続可能な都市〟作りなど、持続可能目標の7項目を実践している。
「まず着手したのは環境配慮型車両の導入です。当社では、保有する車両すべてを入れ替えました」と高橋守留社長。
2018年からは風力発電事業にも参入した。風車内部の電気配線工事や風車動力のための建柱から送電工事を行っており、23年には道内最大規模を誇る「芦川ウインドファーム」(豊富町)の建設工事にも参画。現在も工事が進行中だ。
高橋社長は「電気設備企業のノウハウを生かして、ほかにもSDGsに貢献できることがないかと考えました。行き着いたのが、再生可能エネルギー事業への参入です」と風力発電事業参入の経緯を話す。
事業以外でもSDGsを推進中だ。とくに8項目目の〝働きがい〟に重きを置き、従業員が働きやすい環境づくりも注力している。
例えば、社内のカフェでは飲料自販機も無償開放。従業員が無料で使用できる高気圧酸素ルームマシーンやマッサージチェアを導入するなど、〝従業員ファースト〟の態勢を整備した。また「ジェンダーレス社会」にも重点的に取り組んでおり、全社員の約3割を女性が占める。営業事務の部署では女性部長を配置するなど、積極的にジェンダーレス化も推進中だ。
「仕事をする上で男女に能力差はない。結果を残し続ける人間をきちんと評価しています。社員が働きやすい環境を提供することで、組織の生産性や競争力を高めることができると考えています」(高橋社長)
また、地域貢献では、ゴミ拾いを通じて継続的な環境美化活動を行っている。この活動は、高橋社長が12項目の〝つくる責任 つかう責任〟を意識したからだという。
「ペットボトル、弁当や食品の容器などのプラゴミ問題は〝つかう人〟である最終消費者まで責任意識を持たなくてはいけない。当社の活動で、地域のポイ捨てが少しでも少なくなってもらえれば」と高橋社長。