八木整形外科病院
膝関節を熟知する人工関節認定医
人間の関節は巧妙に作られており、治療には豊富な経験と知識が求められる。加齢などで膝関節が変形してしまう変形性膝関節症もその1つで、八木整形外科病院ではこれまで5000例以上の執刀実績(2023年12月末)を誇る。八木知徳理事長は日本整形外科学会認定人工関節認定医として、高難易度の両膝の同時手術や再手術も手がける。
手術では傷んだ軟骨や膝関節を人工関節に置き換える置換術を実施。関節の一部を置換する部分置換術と、すべてを置換する全置換術の双方に対応している。
「自然な膝の動きを再現するには、術中に靭帯のゆるみや関節の軸などを細かく調整することが大きなポイントです。丁寧に進めています」と八木理事長。
ただし、「手術はあくまでも最終手段」と八木理事長は強調し、リハビリや運動療法を含めた筋力強化やサポーターによる保護をはじめ、ヒアルロン酸製剤の関節注射、再生医療であるPRP療法などの保存療法を優先している。症状が改善しない場合にのみ手術を検討する。