八木整形外科病院

中高年に多い膝の痛みは、変形性膝関節症かもしれない。この病気を専門とする八木知徳理事長は「例えば後ろ向きにならないと階段が降りられないほど膝が痛い場合は、手術を検討してほしい」と話す。

日本整形外科学会認定人工関節認定医として、膝の傷んだ軟骨や膝関節を人工関節に置き換える置換術を実施しており、これまで4800例（2023年7月末）以上を執刀。数多くの臨床経験を積んでいる。

患者の症状に応じ、関節や軟骨の一部分のみを置換する人工関節部分置換術と関節すべてを置換する全置換術を選択。難易度の高い再手術や両膝同時手術などにも対応する。自然な膝の動きを再現するため、術中は靱帯のゆるみや関節の軸など細部にも気を配る。

症状が軽度であれば保存療法を基本としており、膝周囲の筋力強化とサポーターによる保護、足底板装具、ヒアルロン酸製剤の関節注射などを行う。

「年齢や症状、ライフスタイルなどを加味して治療方針を決定します。ご相談ください」と八木理事長。