〝1年遅れ〟の本格稼動。24年は挑戦の年
森山 領氏 社会医療法人元生会理事長・社会福祉法人敬生会理事長
「ようやく本格的なスタートが切れた。ここまで長かった」と、道北エリアの基幹病院の旗手は開口一番に語った。
これは、80億円を投じたJR旭川駅南側の北彩都地区大規模開発プロジェクト「旭川ウェルネスセンター」への率直な思いだ。22年に完成したがコロナ禍で出遅れた。
一転して23年は、旭川市の「健康スポーツ事業」に参画し、予防医学やスポーツ医学の講演会場として同センターを提供した。
「地域の医療拠点施設として、これから本格的に活用していきます」
また、メーンスポンサーを務めるプロバレーボールチーム「ヴォレアス北海道」はV1リーグへ昇格。地域スポーツの振興支援に加え、医療の面からアスリート支援にも力を入れている。
「健康、医療、福祉の三位一体が必要です。24年は遅れを取り戻し、攻めに転じます」