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〝1年遅れ〟の本格稼動。24年は挑戦の年

(もりやま・りょう)1954年旭川市生まれ。杏林大医学部卒業後、旭川医大整形外科入局。札幌医大麻酔科、旭川赤十字病院勤務を経て、85年に医療法人元生会森山病院理事長に就任。15年6月からFMりべーる社長を兼務。北海道病院協会理事。旭川日英協会会長。

森山 領氏 社会医療法人元生会理事長・社会福祉法人敬生会理事長

 「ようやく本格的なスタートが切れた。ここまで長かった」と、道北エリアの基幹病院の旗手は開口一番に語った。

 これは、80億円を投じたJR旭川駅南側の北彩都地区大規模開発プロジェクト「旭川ウェルネスセンター」への率直な思いだ。22年に完成したがコロナ禍で出遅れた。

 一転して23年は、旭川市の「健康スポーツ事業」に参画し、予防医学やスポーツ医学の講演会場として同センターを提供した。

「地域の医療拠点施設として、これから本格的に活用していきます」

 また、メーンスポンサーを務めるプロバレーボールチーム「ヴォレアス北海道」はV1リーグへ昇格。地域スポーツの振興支援に加え、医療の面からアスリート支援にも力を入れている。

「健康、医療、福祉の三位一体が必要です。24年は遅れを取り戻し、攻めに転じます」