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予防、スポーツ、辺地をテーマに地域医療に貢献

(もりやま・りょう)1954年旭川市生まれ。杏林大医学部卒業後、旭川医大整形外科入局。札幌医大麻酔科、旭川赤十字病院勤務を経て、85年に医療法人元生会森山病院理事長に就任。2015年6月からFMりべーる社長を兼務。北海道病院協会常務理事・旭川支部長。旭川日英協会会長。

森山 領氏 社会医療法人元生会理事長 社会福祉法人敬生会理事長

「健康」「医療」「福祉」が三位一体となった予防医学を展開。中核の森山病院は、道北圏最大規模の基幹病院だ。

「〝食事と運動で病気を防ぐ〟。これが我々のテーマです」

 運営するヘルスケアダイニング「ルパサニタス」は、5月に旭川市が健康的な食生活を推進するプロジェクトの「あさひかわ食の健康づくり応援の店」で、初の三つ星を獲得。栄養バランスに優れたメニューが評価された。

 また、8月には北海道オール・オリンピアンズ(橋本聖子代表)と「地域社会の健康促進とスポーツ振興を目的とした包括連携協定」を締結した。アスリートの健康管理、ケガなどの治療の観点からスポーツ医学も強化している。

 指定管理者の分野も拡大。23年には東神楽町立診療所を受託した。新たな年は、比布町立診療所も内定している。

「旭川だけでなく、近隣町村の地域医療にも貢献していく」