低炭素コンクリやサウナ、インド事業で伸長
上田 朗大氏 上田商会グループ社長
1925年創業のコンクリート製造メーカーを13年から率いる。インドに設立した現地法人は、同国の新幹線工事などインフラに寄与。生産量は道内3工場を上回る規模だ。
22年には低炭素型の「エシカルコンクリートTUTUMU」をリリース。業界初の試みとして、全製品をこの低炭素型に切り替えている。
「今後は配合を見直し、CO2排出削減率を4割から6割まで引き上げたい」
ノウハウを生かし発売した「コンクリートサウナCUBERU」も評判。高い耐久性と蓄熱性が業界内外から注目を浴びる。
新たな事業もスタートした。23年6月には登別市の新本社1階にカフェ「CUBERU・Green&Coffee」を併設。コロナが明けて、地域に憩いの場を提供する。
「創業100年が目前の24年も、時流を捉えながら事業を進化させたい」