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コンクリートの可能性を国内外で証明していく

(あいざわ・よしひろ)1965年静内町生まれ。中央大学卒業後、日本経済新聞社入社。流通経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、98年に會澤高圧コンクリート入社。08年社長就任。

會澤 祥弘氏 會澤高圧コンクリート社長

 老舗コンクリートメーカーのバトンを受け取ってから16年。その一挙手一投足が世界中から注目を浴びる。

「デジタルとの掛け算で事業価値を高めていく」

 自身の言葉を証明するかのように、23年6月にはコンクリート版の脱炭素経営プラットフォームを開発した。

 並行して、福島県に研究開発型生産拠点「福島RDMセンター」を開設。日揮グループとコンクリート3Dプリンターの共同研究もスタートさせている。

 国外での動きも際立つ。PC建築の普及と拡大に向けて、サウジアラビアの大手不動産開発企業とリヤドに合弁会社を設立。23年7月には、岸田首相らと共にムハンマド皇太子に謁見した。

「デジタルを駆使したサウジの新工場が2月に稼働する。コンクリートのポテンシャルは無限大。秘めた可能性を証明していく」