アルファコートグループ
経営基盤は盤石そのもの。新年は本州にも進出
川村裕二社長が財閥系不動産会社を退職し、18年前に「アルファコート」を設立。現在はグループ14社、50人の小数精鋭で総合不動産事業を展開。22年5月期連結決算では、売上高113億円、営業利益39億円、総資産400億円を計上し、今期も8年連続となる増収増益を見込む。
ストック型ビジネスを推進し、安定経営を実現。ビル31棟、賃貸マンション34棟、ホテル3棟、一棟貸し店舗62棟を保有し、年間の賃貸収入は40億円を超えている。
さらに23年3月までに賃貸マンション10棟、500戸が加わる予定で、保有戸数は2000戸を超える。オーナー業で得た財源を新たな開発や買収に充てるという独自のビジネスモデルを確立している。
北見市中心部での再開発プロジェクトの陣頭指揮もとっている。23年6月には新しい北見経済センタービルの新築工事が始まり、順次周辺エリアの整備がスタートする。
「札幌市や伊達市、恵庭市、釧路市、帯広市などで再開発事業を手がけてきた実績が評価され、北見商工会議所からお声掛けをいただきました。不動産開発を通じて街を活性化させ、社会貢献につなげたい」と川村社長。
23年は本格的な本州進出も進める。水面下では、すでに東北の中核都市での再開発プロジェクトを受託。3年以内に東京に支店を開設する計画もあり、東日本エリアの不動産市場を開拓していく方針だ。