第15回ニトリレディス 前夜祭・プロアマ大会に国内経済人ら162人
創業の地、北海道をより明るく元気に
第15回「ニトリレディスゴルフトーナメント」(賞金総額1億円)が、8月22日〜25日の4日間にわたり、桂ゴルフ倶楽部(苫小牧市)で開催された。早くから世界のメジャー大会に準ずる4日間開催に取り組むなど、JLPGAツアーを代表するビッグトーナメントとして定着。多くの日本の女子プロが世界で活躍する礎ともなった。
主催するニトリホールディングス(本社・札幌市、似鳥昭雄会長兼CEO)が〝創業の地、北海道をより明るく元気に〟という熱い思いで2010年にスタートした同トーナメントは、小樽芸術村など同社が行う数多くの北海道支援の一環だ。
24年JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー24戦目となる今年の大会もディフェンディングチャンピオンで道産子の菊地絵理香プロら総勢120人が出場。華やかで熱い戦いが繰り広げられた。
ニトリ所属・契約選手の〝チームニトリ〟からは8人が参戦。小祝さくら、櫻井心那プロが全英女子オープン参戦で欠場となったものの、ジュニア世界大会4冠を達成した〝天才ゴルフ少女〟の須藤弥勒選手がニトリ契約選手として13歳でツアーデビュー戦に挑み、話題を集めた。
今年も各ジャンルから豪華メンバーが集結
一方、本大会に引けを取らない豪華メンバーが一堂に会するのが、プロアマ大会とその前夜祭だ。
20日夕刻に札幌市内のホテルで開宴した前夜祭には、
初参加の26人を含む162人が参加。道内外の経済界、スポーツ・芸能界を代表する名士が全国から参集。似鳥人脈〟の広さを象徴している。
その一部を紹介すると、西山隆一郎西武ホールディングス社長兼COO、押味至一鹿島建設会長、宮川潤一ソフトバンク社長執行役員兼CEO、三木谷浩史楽天グループ会長兼社長、兵頭誠之住友商事会長、永井浩二野村ホールディングス会長、加来正年王子ホールディングス会長、竹増貞信ローソン社長、時田隆仁富士通社長CEO、野本弘文東急会長、宮内義彦ニトリホールディングス社外取締役(オリックスシニア・チェアマン)といった日本を代表する経済人が参加。
道内からも秋元克広札幌市長、安田光春北洋銀行会長、大谷喜一アインホールディングス社長、大谷正則伊藤組土建社長らが顔を揃えた。
芸能界からは歌手の五木ひろし、川中美幸、俳優の里見浩太朗、高島礼子、韓国からもイ・ビョンホン、イ・ミンジョン夫妻。また、佐々木主浩、藤川球児(敬称略)ら往年のプロ野球名選手など、多彩で華々しい顔ぶれだ。
主催者挨拶で似鳥会長兼CEOは「北海道へようこそ。早いものでニトリレディスも15年の節目を迎えました。小林浩美JLPGA会長とも話していますが、今後の開催は、見どころ満載の北海道各地を回るという構想もあります。楽しみにしてください。今年も多くの皆さんにお越しいただき感謝します」と開会を宣言した。
また第1回大会から進行役を務めるアナウンサーの徳光和夫氏が「ニトリは大学生の就職希望ランキングで2年連続第1位になりました」とアナウンス。似鳥会長は「来春卒業する学生約45万人のうち12万人が当社にエントリーし、3万人が会社訪問に来てくれました」との発言に、会場は感嘆と大きな拍手が起こった。
乾杯の発声は、國部毅三井住友FG会長。
「似鳥会長と私はともに3月生まれで誕生日が近い。私は古希で似鳥会長は傘寿を迎えましたが、仕事にゴルフにとますます精力的。ニトリの就職人気が高いのはそうした似鳥会長のメッセージが学生の心を引き付けるからでしょう」とエールを送った。
翌21日のプロアマ大会には、40組120人(参加者詳細は下記一覧表を参照)が参加。
また、本戦は桑木志帆プロが最終日に4バーディー、2ボギーの70とスコアを伸ばし、通算12アンダーで優勝。ツアー2勝目を飾り、ニトリによる北海道のゴルフの祭典は今年も盛況で幕を閉じた。
國部毅三井住友FG会長が乾杯発声
左から中山泰男セコム特別顧問、岡藤正広伊藤忠商事会長CEO、似鳥会長
芳井敬一大和ハウス工業社長(左)と井川伸久日本ハム社長
左から長谷部佳宏花王社長執行役員、小林一俊コーセー社長、二宮涼太郎オーケー社長
ディナーショーでは五木ひろし、川中美幸、里見浩太朗(敬称略)がステージに
磯崎功典キリンホールディングス会長CEO(右)と紅村康京王電鉄会長
寺田和正サマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュート社長(右)と森博貴LDH JAPANグループ執行役員