アスク工業
ビル建築と賃貸経営でサービス向上と省力化を推進
「創業30年の節目の年となった22年は、道内企業の札幌本社ビルの新築工事や本州大手デベロッパーの賃貸マンションなどさまざまな施工に携わりました」と長岡英二社長。
1992年創業の総合建築業。オフィスビルや倉庫、病院、賃貸物件などに実績がある。特に賃貸物件の施工棟数は道内トップクラスで、22年12月末までに660棟を手掛けている。
自社企画の物件は、分譲並みの内外観を有するハイグレード物件が主体。退去率が低いファミリー層に人気のため、長期保有を好むオーナーから評価が高い。
「コストも抑えています。少数精鋭の社員と自社設計・施工によって無駄を省いている。建設資材の高騰にも対応できた」と長岡社長。
狭小地や単身者向けにも実績がある。23年6月には地下鉄東西線「南郷13丁目」駅から徒歩4分の立地に単身者向けの賃貸物件を建設。建売での販売を予定している。
長岡社長は「23年も賃貸経営の有用性をアピールします。3月に北海道新聞主催の『資産運用フェア』に道内の不動産会社を代表して出展します。さらに顧客サービスの向上と省力化の両立にも取り組み、営業部員を増員する一方で、インスタグラムの活用や新たなシステムの導入、DX化などソフト面の強化を進めていく」と語る。