次世代の足場職人を育成さらなる成長を目指す
高木 茂光氏 セーフティーステップ社長
「この激動の中で、変わらずに当社を信じていただいたお客様には感謝しかありません」
人の往来が増え、経済活動が回復する中、建設業界も伸長したと言える。足場材の値上げや燃料費の高騰などコスト高が先行しているが、同社の受注は増えたという。
一方で、職人の確保は困難を極め、人材開発部を新設して手を打った。
「3年ぶりに高卒採用を復活した。しっかりと教育し、技術や知識を身につけた次世代を担う職人を育てていきたい」
本州にはグループ会社もある。この利点を生かして、冬季間の収入アップを希望する職人は本州の拠点へ派遣する。また、足場との相乗効果で好評の敷鉄板レンタルは、高齢職人の雇用確保という側面も担っている。
23年は創業25周年を迎える。同社のエンジンとなる職人の育成プログラムを構築し、さらなる成長を目指す。