グループの力を道内に注ぎ、需要を創出する
兼間 祐二氏 北海道銀行頭取/ほくほくフィナンシャルグループ副社長
コロナが終息しない中、円安、原材料高、物価上昇のトレンドが続く。本道のリーディングバンクのトップは「エネルギーの高騰もあり、この冬は北海道経済に大変厳しい期間となります。ゼロゼロ融資の返済が本格的に始まる23年度からは、資金繰り対応がこれまで以上に重要です」と気を引き締める。事業承継・M&A、相続、DX化、カーボンニュートラルなど、それぞれの企業の多様な経営課題に寄り添って対応。北陸銀行と形成するほくほくフィナンシャルグループの総合力を生かし、コンサルティング機能をいかんなく発揮している。
グループの力を道内に注ぐ狙いはもう1つある。
「道内で急速に進む人口減少は需要の減少を意味します。道内のみならず北陸、首都圏、各大都市圏に拠点を持つほくほくグループの連携で道外企業と結びつけ、地域の需要を創出していきたい」