ほくほくFG20周年。 存在意義を明確に示す
兼間 祐二氏 北海道銀行頭取・ほくほくフィナンシャルグループ副社長
コロナの5類移行に伴い、北海道経済は以前の水準に戻りつつある。道内の経済成長率は堅調に推移しているととらえる。
北海道のリーディングバンクのトップは「今後もラピダスや大型データセンターの建設が経済を押し上げていく見通しです。一方で、円安、物価上昇、人材不足といった問題は深刻です」と分析する。
これらの課題に対し、北陸銀行とのほくほくフィナンシャルグループの中期経営計画では、コンサルティング機能の強化を掲げ取り組むほか、M&A、事業承継、資産承継の支援にも注力する。
同グループは24年に統合20周年を迎える。春には、北海道銀行本部や北陸銀行札幌支店などが入居する「ほくほく札幌ビル」が開業予定だ。
「事業活動の持続可能性を重視した『SX』に力を入れながら、地域での存在意義を明確に示していきたい」