【お知らせ】月刊財界さっぽろ2024年11月号は13日デジタル版&財さつJP公開、14日雑誌版発売!

 月刊財界さっぽろ2024年11月号は1日早い13日日曜朝9時に当社新ニュースサイト「財さつJP」&デジタル版が公開、14日月曜・祝日から全道書店・コンビニエンスストアで雑誌版が発売です!

 今月のトップ記事は、経営する保育園給付費の不正受給で1億円超の返還を札幌市から求められている「中和興産」経営者が本誌に“骨肉の争い”の全容を独占激白したスクープから。

中和興産本社 ©財界さっぽろ

 同社は2018年に設立。4つの認可保育所、1つの認可外保育施設を運営していたものの、助成金の過払いがあったとして、国の委託法人と市からそれぞれ返還請求を受けたことが明らかになっています。札幌市内の名門企業「中和石油」グループの前社長夫人が代表を務め、実質的な経営者はその三男が務めていますが、中和石油との資本関係がないことなどは本誌でも報じた通り。その三男が今回、グループ社長を務める次兄によって、代表、つまり母親が連れ去られ、会社を乗っ取られたと明言。6億円とも言われる負債や巨額の遊興費など、経営にかかる数々の疑惑についても赤裸々に語りました。さらには母親の肉声も独占掲載。想定外の方向へ進んだドロ沼闘争の内幕は、ぜひ本誌でご確認ください。

 続いて今月の特集は2つ。まずは新シーズンが開幕したレバンガ北海道についての恒例特集「これが新生・レバンガだ!!」をお届け。小野寺龍太郎ヘッドコーチやWキャプテン制を敷くチームの要・島谷怜とドワイト・ラモスの2人による対談、さらには選手アンケートなど本誌でしか読めない内容が満載です。

レバンガ北海道特集の扉ページ ©財界さっぽろ

 2つめの特集は小樽市の観光シンボルである小樽運河と、10年あまりにわたり再開発事業が進められてきた第3号埠頭の暗部にスポットを当てる「小樽運河・第3埠頭“光と影”」。かつてはニシン粕や石炭など、明治期の日本近代化に資源移出で貢献してきた「北のウォール街」小樽。その際に遺された小樽運河を始めとする産業遺産は、小樽の名を全国に知らしめた激しい保存運動を経て、観光資源へと活用されています。

小樽運河 ©財界さっぽろ

 一方、近年は国内外の大型クルーズ船が寄港するようになったものの、観光中心地からは離れた埠頭にしか接岸できなかったことから、再開発が進んできたのが第3号埠頭。100億円という整備費をかけて国と市が整備を進め、今年4月には中核施設がオープン。しかしその裏では、地元経済人、観光関係者同士の“泥仕合”が繰り広げられたとの話も。市も観光エリアのグランドデザインを示せないままで収拾が付かない状態となっています。本誌は今回、関係者総当たりでその問題点を深掘り。年間800万人という観光入込客をどう考えるか、そして保存運動で根付いた行政と市民との協働の行く末も占っています。

2024年4月供用開始の小樽港第3号埠頭クルーズ船ターミナル ©財界さっぽろ

 今月はほかにも札幌市内・道内全域の問題を個別記事でフィーチャー。先月の10月号でスクープ記事としてお伝えした札幌市手稲区の手稲山山麓に見つかった「大規模地滑り」の兆候について、所管する道は10月初旬、ついに概要を議会で報告。今後は住民説明会や対策を取る方針を示したものの、具体的に何が問題かは明らかにせず。そこで本誌は、地滑り対策の専門家を直撃。現地へ足を運んだ専門家が語る現在の状況を詳報しています。

手稲山に向かう市道。8月にはなかった緊急補修がされていた(9月撮影) ©財界さっぽろ

 10月1日就任、9日解散、15日公示という史上最速で進む石破茂・新首相の就任と解散総選挙。かねて地方創生をライフワークとし、鉄道好きでもある石破氏は、佳子夫人との新婚旅行を始め、北海道にもさまざまな縁が。関係者らが語る石破氏の素顔を紹介しています。

石破茂首相 ©財界さっぽろ

 また北海道新幹線の札幌延伸は、本誌既報の通り関係者間ですでに「6年遅れ」が既定路線となっていますが、もとを正せば2035年度内の竣工を、道内の政治力がまだ強かったころに5年前倒ししたもの。それがだいたい当初に戻った、という指摘もあります。ただし工期というのは、延びれば延びるだけカネがかかるもの。そして整備新幹線は国家事業とはいえ、地元も応分の負担が発生します。その金額や配分方法など、これから確実に起こる「カネの問題」に注目しました。

北海道新幹線(新函館北斗駅) ©財界さっぽろ

 さらに毎年恒例、話題の人が登場する「北海道応援企画」には、エスコンフィールド北海道の仕掛け人にしてファイターズスポーツ&エンターテイメント役員の前沢賢・三谷仁志両氏が本誌インタビュー初登場。二軍移転検討など、本誌がスッパ抜いてきた内容にも言及しておりこちらも必見です。

左からファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役事業統括副本部長の三谷仁志氏と同常務取締役事業統括本部長の前沢賢氏 ©財界さっぽろ

 このほか今月は、北海道電力が北海道コンサドーレ札幌のスポンサーになったことにSNSがザワついたワケを、かつての本誌記事から掘り起こしたほか、来年3月末で閉校する札幌聖心女子学院の跡地を所得した、北海道の名門私立「北星学園」の次の戦略、なぜか道立高校に過剰な支援をする伊達市の問題など、本誌ならではの深層記事満載でお届けします!

左から北海道コンサドーレ札幌の試合後の挨拶、北星学園大学 ©財界さっぽろ

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月刊財界さっぽろ2024年11月号(雑誌版・14日午前9時発売)

月刊財界さっぽろ2024年11月号(デジタル版)

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