【今月号特選記事】HBC東京報道制作部が規模縮小?
HBC北海道放送は道内民放局の中で唯一、東京支社内に報道制作部を置き、首都圏でも独自の取材をおこなってきた。しかし、いま、同部に規模縮小説が流れている。
「地方の民放局では、東京のニュース映像については同系列のキー局からもらうか、よっぽどのことであれば、出張して取材するのが普通。自前の"東京支局"を持つローカル局は珍しい」
そう語るのは、テレビ制作会社職員。道内民放局の中では、HBCだけが東京報道制作部を持っている。
「報道に力を入れている道内の民放と言えば、やはりHBC。東京報道制作部はある種その姿勢を表す存在だ」(前出制作会社社員)
しかし、他局の職員によると、今年に入り、HBCの東京報道部から記者の姿が消えたという。
あるマスコミ関係者は「同部にいた記者が札幌の本社に戻ったようだ。後任は置かれず、現在は記者不在と聞いている。一時はHBCの東京報道がなくなるのではといううわさもたった」と話す。
だが、HBCはそれをはっきりと否定。東京支社の報道制作部長が記者を兼任しており、東京での報道体制は堅持されている。
道内民放OBは次のように語る。
「絶対に東京常駐の記者が必要かというと、効率性を考えた場合、そうとは言い切れない。その中でも東京の体制を守るHBCはやはり、報道を大切にしている」
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