【今月号特選記事】新北海道スタイルCM、文藝春秋……鈴木直道知事と道議会・マスコミの“絶対零度”
広辞苑によると、「絶対零度」には「考えうる最低の温度」という意味がある。
北海道のトップ、鈴木直道知事はいま、道議会・道内マスコミとまさにそういう関係にある。コロナ禍でいっそう双方の関係は悪化したといわれる。
道議会では与党であるはずの自民党会派とですら、鈴木知事との間にすきま風が吹いている。自民党道議らの不満は「道政案件に対する情報の根回しが、道庁サイドからされない」というもの。知事選の候補選れ日で自民党道議の大半が鈴木知事は別の人物を推して点も、溝をつくった遠因である。
7月3日に閉会した第2回定例道議会では自民党会派は「知事にお灸を据える」と息巻いた。まず俎上にのぼったのは、鈴木知事が登場するコロナ禍でのあらたな生活様式「新北海道スタイル」のCMだった。
2定では新型コロナ対応をめぐる外部の検証組織の設置が一番の争点だった。感染拡大の第3派に備えるためにも、早い段階から設置を強く求めていた自民党会派。対して、鈴木知事側は設置に“消極的”だったとされる。その訳は――。
一方、鈴木知事と道内マスコミとの関係も冷ややかだ。鈴木知事はコロナ以降、マスコミの個別取材に応じていなかったためだ。
知事サイドは「『時期尚早』『コロナ対応で忙しくて応じられない』と断っていた」(マスコミ関係者)
ところが、である。7月10日発売の月刊誌「文藝春秋」に鈴木知事によるコロナ対応のインタビュー記事が掲載。これに一部の道内マスコミが「地元媒体は先ではないか」と“眉をひそめる”。鈴木知事はなぜ、文藝春秋のインタビューに応じたのか――。
7月15日発売の月刊誌「財界さっぽろ」8月号では、鈴木知事と道議会・道内マスコミとの関係が悪化していった裏事情を掲載している。
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