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買うから借りる時代へ。変化するニーズに応える

(かたぎり・ひろし)1978年札幌市生まれ。北海学園大学卒業後、片桐機械に営業として入社。同社専務、副社長を経て2013年に社長就任。グループ各社の代表も兼務。

片桐 大氏 片桐企業グループ代表 片桐機械社長

「札幌中心部の再開発や半導体工場施設の建設、イベント需要の回復などもあり、24年はおおむね計画通りに事業を進められました」

 建設・産業用機械のレンタルを主軸に、介護用品やイベント用品など幅広い分野でレンタル事業を展開している。

 3カ年事業計画「グロース(成長)プラスチャレンジ(挑戦)」の初年度となった24年は、デジタルサイネージなどレンタル商品のラインアップの拡充や同業他社とのアライアンスの拡大、油圧シャベルやクレーンの運転免許発行機能を有した教習所を新設するなど、さまざまなチャレンジを続けた。

 25年は創業90周年の節目。

「さまざまな物の値段が上がり、買うから借りる時代に価値観が変化しつつあります。レンタル商品の常識にとらわれない柔軟な発想と視点で、今後もお客さまのリクエストに応えていきます」