Fruition
治療と介護を併せた独自のサービスが好評
札幌市と小樽市で整骨院やエステティックサロンを運営する「Fruition」。今年1月からは介護事業に参入し、在宅型有料老人ホーム「うるおいの家 新琴似2」(札幌市西区)の運営を行っている。
同社が掲げるテーマは治療と介護の〝ハイブリッド〟だ。主事業の整骨院運営を最大限に生かし、同施設には国家資格である鍼灸師と柔道整復師が勤務。さらに、24時間介護士も常駐しており入居者の快適な生活をサポートしている。
及川允社長は「鍼灸や手技は当社ならではの強みです。入居者様の日常生活動作改善を図っています」と話す。
医療機関と提携していることも特徴の1つで、施設1階には内科を併設。専門性の高い症状については、札幌記念病院(札幌市西区)との病診連携が図られている。
また、提供する食事も充実している。バランスの良い季節感を感じられる食事を提供しており、冷凍食品は一切使用していない。こうした「食」へのこだわりも好評を博している理由だ。
「管理費や食費を入れた賃料は8万円からと安価に設定しており、生活保護を受給している人でも無理のない生活が可能です。今後も治療と介護を併せた展開で差別化を図っていきます」と及川社長。