宮坂建設工業
技術力に高評価。防災や〝人財〟育成もさらに充実
北海道屈指の総合建設業「宮坂建設工業」。土木と建築分野で高い技術力を有する。
創業102年目となった24年は、特に技術力が評価された1年だった。北海道開発局からは「局長表彰」を3部門で受賞。「工事成績優秀企業認定書」(ゴールドカード)の受領は、11年連続14回目となったほか、北海道防衛局から「優秀工事等顕彰」を受賞した。いずれも工事成績が特に優秀で他の模範となる建設会社に贈られるものばかりだ。
メーカーと共同で新たな技術や機器の開発も進めている。7月には、日立建機日本(本社・東京都)と開発した「ロックプロテクター」がお披露目された。トンネル工事の作業員を落石事故から守る国内初の建設機械で、今後は道路や新幹線など各種トンネル工事現場での活躍が期待される。
〝防災企業〟として地域貢献も続けている。地域住民とインフラを守るべく大地震など災害発生時には社員が迅速に出動できるよう〝24時間防災体制〟を整備。防災意識の向上と被害軽減を目的に7月には「第7回親子防災教室」を開催し約700人が参加。9月には「第32回地域防災訓練」を帯広と札幌の2会場で実施し約5000人が参加した。
〝人財〟育成では、11月に帯広本社と札幌支社で社内研修会を実施。JAL(日本航空)の講師が「安全」をテーマに「チーム力」や「コミュニケーション」の重要性を実体験や具体例をもとに講演した。