ICT分野が伸長。レンタル事業で250億円を突破
片桐 大氏 片桐企業グループ代表・片桐機械社長
23年3月期は売上高250億円を突破。建設・産業用機械レンタルの「片桐機械」を中心に、グループ10社で業績を伸ばした。
要因は多々あるが、建設業界で高まる省人化・効率化を目的としたICT需要を捉えたことが大きい。22年に北広島市に建設した「ICT事業センター」では各種ICT建機の操縦訓練も実施している。
「ICT分野はまだまだ伸びる。建機メーカー各社とのタイアップも強化していきます」
23年は「モユクサッポロ」や「エスコンフィールドHOKKAIDO」など、北海道のランドマーク施設の建設で足場やタワークレーンなどの資材を供給。存在感を示した。千歳市で建設中の大規模工場への供給も決定している。
「今後は、ドローンや建機の操縦免許を交付する教習所としての役割も担っていきたい。レンタル会社として顧客の要望に最大限応えていきます」