ほっかいどうデータベース

最高経営責任者として組織づくりに奔走

(おおの・あきら)1971年札幌市生まれ。大学卒業後、のちにM&Aでグループ入りするダイワ整備機工に入社。97年北海道ロード運輸、99年エルフォートなど北海道ロードメンテナンスグループ(現HRMホールディングス)のグループ企業を設立。2020年から社長、22年社長兼CEO。23年11月から会長兼CEO。

大野 晃氏 HRMホールディングス会長兼CEO

 全11社、350人を超える道内最大の道路維持管理グループを束ねる。

 道路清掃や除雪、下水工事、土木工事などライフラインを守る各社の状況を最高経営責任者としてつぶさに把握。経営課題への対応や次なる打ち手の助言、タイムリーな事業の軌道修正など各社の〝道しるべ的存在〟となっている。

「目指しているのは健全かつ強固な組織であり、グループ全体で足並みをそろえることで結束力を高めています。毎年の昇給率は平均4~5%ですが、これも各社一律です」

 23年には吉岡亨前・札幌副市長をHD社長として迎え入れるなど、グループのガバナンスを増強。〝人づくり〟にも力を入れ、各社の人材教育や採用も強化している。

「新たな企業をグループに加えることも強固な組織づくりには必要です。企業規模や地域を限定せず、M&Aも進めていきます」