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APEX司法書士事務所

廣川 修平
ひろかわ・しゅうへい/大学在学中の2007年に司法書士試験に合格。08年司法書士佐藤法務合同事務所に入所。24年APEX司法書士事務所設立。宅建士。

業務の〝過程〟で差別化。顧客の心をつかむ司法書士

 2024年2月に開業した「APEX司法書士事務所」は、司法書士として活躍する廣川修平代表を筆頭に、相続分野に明るい大窪純子司法書士と、成年後見業務にも精通している高橋美幸司法書士が在籍。不動産登記や商業登記、相続分野まで幅広く対応している。

 他の士業と同様に、司法書士業務も細分化が進み、生前の相続対策や事業承継対策など、より高い専門性が求められている。

 廣川代表は「社会のニーズは常に変化し、法律も絶えず改正されています。AIなどのテクノロジーの進化も目覚ましく、我々司法書士も時代の変化に対応していくことが重要です。優秀な司法書士を継続的に増やして専門分野の深化と拡大を両立するとともに、DX化の推進や外国人顧客への多言語対応も含め、多様化するニーズに応えていく」と意気込む。

 廣川代表は不動産登記に豊富な実績を誇り、前合同事務所在籍時代を含め、22歳から40歳になった現在まで約2万件の登記を手がけてきた人物だ。複数の地権者や相続人が存在する複雑な案件も経験。依頼者だけでなく、不動産登記に関わる全ての人に寄り添ったサービスを追求している。

「我々の業務は登記や手続きですから、どの司法書士に依頼しても〝ゴール〟は同じです」(廣川代表)と話すが、説明時の言葉選びや接遇・コミュニケーションなど、アプローチの仕方は司法書士によって全く異なるため、満足度は千差万別だという。不動産登記であれば不動産会社から依頼されるケースが大半だが、売主や買主などエンドユーザーと接する場面も多い。遠方の場合は非対面によるやりとりのみで完結するケースも珍しくない。

 廣川代表は「対面時はもちろん、非対面時ほど安心して取り引きを完結できるように、誠心誠意丁寧な説明で全体像を把握していただくことを徹底しています。単なる法律の専門家ではなく、真のパートナーとして安心して任せていただけるよう、一件一件心の通ったサービスにこだわりたい」と廣川代表。

 開業前の23年5月には自社ビルを取得。2フロアを事務所として使用している。

「クライアント様に少しでも安心感を与えられるように、そして当事務所のブランド力を高めるために購入しました。地域に根付き、長期的に事業を継続していくというメッセージも込めています。当事務所の理念である『利他の精神』で顧客、社員の幸せを追求し、札幌を代表する司法書士事務所を目指します」と廣川代表。

 

同事務所が入る札幌中心部の自社所有のビル