小鍛冶組
中央オフィスを移転。新体制で人材確保にも注力
建築の基礎工事や躯体工事における道内のリーディングカンパニー。24年も札幌市内と、その近郊を中心に多くの工事に携わってきた。
3月にはJR札幌駅北口から「中央オフィス」を移転した。新事務所は「札幌市中島公園」に近い札幌市中央区南13条西1丁目の複合ビル「アスレチックテラス」に入居。管理部門のほか、本社(札幌市東区中沼町)から生産部門の拠点も移した。
採用などを統括する大谷翔平課長は「就労環境の整備が狙い。札幌市中心部の現場などにアクセスしやすくなったほか通勤も快適です。従来の4倍の広さがあり、ゆとりをもって働ける」と語る。
女性従業員の採用も加速した。24年末に重機オペレーターとダンプのドライバーとして雇用。さらに今後は、ウズベキスタンからも技能実習生を迎えて、現場での活躍が期待されている。
各種スポーツイベントや社会人アスリートへの支援活動も継続。7月に北海道の女子硬式野球の「HOKKAIDOリーグ」を主宰したほか、7月28日には昨年に引き続き北海道日本ハムファイターズ戦で冠試合を開催。試合前には、小鍛冶組スピードスケートチーム所属で浦河町観光大使のウイリアムソン・レミ選手らも登場した。
このほか環境対策として、重機などにバイオディーゼル燃料の導入も検討する。
小鍛冶洋介社長は「25年も就労環境を改善し、人材確保に取り組むことでお客様に必要とされる企業づくりに努めていきたい」と話す。