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セコムのセキュリティロボット「cocobo」が道内初上陸

多くの企業や団体が参加した見学会。屋外での稼働も披露した

セキュリティサービス大手のセコム(本社・東京都渋谷区)がセキュリティロボット「cocobo」の実証実験を実施。先立って行われた見学会で性能をアピールした。

「cocobo」(ココボ)の実証実験は、3週間にわたりエスコンフィールド(北広島市)で実施。実機が初めて北海道に上陸したこともあり、8月29日には契約企業や公共団体などクライアントを招いた見学会を開催した。当日は、開発担当者の説明を交え、エスコンフィールド内の通路や屋外を実際に巡回して警備動作を披露した。

 警備業界でも人出不足が深刻化するなか、セコムでは〝警備DX〟を推進しており、ココボもその一環。近年はロボット警備を指定する官公庁やロボット警備を想定して設計されるビルも増えているといわれる。

 ココボは、AIや5Gを活用し定められた巡回ルートを自律走行し、常駐警備員に代わり警戒監視や点検業務を行う。安全性を最優先に設計されており、17のセンサーで周囲を確認。不審者や異常を検知した場合は管理室などに通報し、常駐警備員が駆けつけるシステムだ。2022年1月にサービスを開始し現在、成田国際空港やサンシャインシティ(東京都豊島区)などで稼働している。

 月額使用料金は30万円から。モニター・非接触充電台のレンタルは月額約9万円となっている。詳細は、セコム北海道本部☎︎011・241・0024まで。

開発担当者から最先端の機能が説明された