高齢者の健康に役立つセコムのサービスが好評
超高齢化社会が進む日本において、シニア世代の健康維持や増進は大きなテーマとなっている中で、国内のセキュリティ市場をリードする「セコム」(本社・東京都渋谷区、尾関一郎社長)の2つのサービスが好評だ。
1つは、日本で初めて「Apple Watch」の転倒検出機能と連携することができる「Apple Watch」「iPhone」専用アプリ「YORiSOS(よりそす)」だ。
Apple Watchは激しい転倒を検出した場合、必要に応じて119番に電話するが、同時にYORiSOSが起動し、セコムに通報(セコムSOS)。セコムのオペレーターから電話が入り、緊急対処員による駆けつけなどのサポートを受けることができる。
Apple Watchが記録した歩数と睡眠時間をiPhoneのYORiSOSでホーム画面に表示。厚生労働省が定める推奨歩数や睡眠時間を目標に定め、達成度を表示することもできる。1週間分の結果がレポートとして通知されるため、日々のヘルスケアにも役立てられる。
また、不規則な心拍や激しい転倒、歩行の不安定性を検知すると、セコムアシストレポートを通じて早めの相談や対策を推奨。セコムの看護師に電話で健康相談もできる。
YORiSOSの利用状況を家族が確認できることも特徴だ。
「セコム・ホームセキュリティ」の「安否みまもりサービス」を利用している場合、セコムの操作状況、歩数、睡眠時間、位置情報などを家族がいつでも確認可能で、よりきめ細やかな見守りが実現する。
2つ目は、高齢者の単身世帯が増えている社会背景から、ディーエヌエー(本社・東京都渋谷区、岡村信悟社長兼CEO)と共同開発したロボットによるコミュニケーションサービス「あのね」だ。
独居高齢者がいつも誰かとつながっている安心感を感じ、孤独解消につながると、利用者やその家族から高評価を得ている。
特徴は、専用のロボットを介して24時間365日、コミュニケーターが作成したメッセージを配信。例えば、朝昼夜などの生活リズムに合わせた声かけや服薬時間も知らせてくれる。
また、個々の利用者に合わせて雑学情報などの声かけもするため、自然な会話が実現。利用者の生活リズムを整えるとともに、人と繋がる安心感と楽しさを提供する優れものだ。
会話の内容を音声やテキストで見守る家族が確認。家族から利用者にメッセージを送ることもできる。
内閣府の調査によると独居高齢者の約半数は2、3日に1回しか会話しないというデータもある。孤立生活が続くと認知機能や身体機能の低下といったさまざまなリスクにつながる。このロボットコミュニケーションサービスを活用することで、高齢者の孤立の解消や健康リスクの軽減を図ることができる。
詳細は、セコム北海道本部☎︎011・241・0024まで問い合わせを。