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大仁サービス

温水シャワーは溶かした雪を用いるため、水道代がかからない

除雪作業の軽減に大きく寄与する融雪機

 融雪機の開発から施工、アフターサービスまで一貫して担う「大仁サービス」。屋根融雪やロードヒーティングなど、さまざまな融雪製品を取り扱う。中でも販売から30年以上の歴史を有し、累計出荷台数は2万台に上るのが、埋設型融雪機「ゆうらく号」だ。

 仕組みはバーナーで水を加熱させて、本体上部のシャワーヘッドから温水を散布する。処理能力は1時間あたりスノーダンプ約90~125杯分だ。

「溶けるのを待たずにどんどん雪を投入できます。除雪車が置いていった硬い雪なども素早く溶かします」と福士賢一社長。

 価格は工事費を含めて80万円からで、年間コストは灯油代で2~3万円。心身共につらい除雪作業が楽になることを考えれば、費用対効果は高い。

 畳1畳ほどの広さがあれば設置可能で、施工はわずか1日で完了。後付けにも対応しているため、リフォームを機に導入するケースも多い。また、灯油タンクを別途据え付ければオール電化住宅でも使用できる。

 アフターサービスも徹底。メンテナンスに関する定期的な通知を行うことで、耐用年数を超える長期稼働にも努めている。

「冬シーズン前に設置する場合は、10月頃までの申し込みがおすすめです。近年は排雪業者の人手不足もあり、大雪の場合は作業が遅延するケースも多い。まずはお気軽にご相談下さい」と福士社長。