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マスターズシステム

石見智明社長(前列右)ほかフランクな雰囲気の社員たち

個々に合わせた1年間の育成支援でスキルアップ

 大手ITベンダーのパートナーとして、数カ月から1年ごとにベンダー各社に常駐し、航空や通信、自治体、金融など幅広い業界向けにネット決済システムやECサイト、受注や在庫管理システムなどを開発。顧客からの要求事項のヒアリングから設計、プログラム開発、テスト、運用支援まで行う。

 システムエンジニア、プログラマーを募集しており、入社後は独自の「新入社員育成・支援プログラム」で1年間の育成期間を設ける。専門機関による3カ月間の外部研修で基礎を身に付けた後、9カ月間は専任の教育担当者とともに現場でのOJTを行う。OJTでは本人が立てた月間目標について教育担当と振り返る。教育担当は主任や係長とも内容を共有し、全社で毎月の教育方針を練る。

「決まったカリキュラムを作らず、個々の成長や弱点に合わせた柔軟な指導で多くのプロが育ってきました」と石見智明社長。

 残業時間の削減のほか、社員の健康支援にも注力し、経済産業省の健康経営優良法人に4年連続で認定されている。また、年2回の賞与に加えて期末手当を10期連続で支給。2023年度の賞与と手当ての総額は前年比で23%増額するなど、好業績による利益を社員に還元している。

 

新卒採用と育成に注力。社員の半数以上が20代だ